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赤外写真への準備

デジタル天体写真をやる人間にとって、
赤外(IR)カットフィルタは敵だ。

これは、赤い星雲が、宇宙空間中の成分として
もっとも多くを占める水素が放つHα線で
輝いているためだ。

Hα線は、波長が640nmであり、一般の
デジタルカメラのセンサ前面に配置される
IRカットフィルタでカットされるので、
通常のデジカメでは撮影が難しい。

そこで、撮影にはIRカットフィルタを
除去したカメラが使われる。

さて、このカメラを使うと、面白い写真を
撮ることができる。
(海岸とかで水着を透かして撮れるとかいう話が
あるけど、そーゆー使い方では断じてない!)
可視光とは違ったコントラストで風景を
撮影できるのだ。

このカメラに、赤外線のみを透過するフィルタ(R72)を
装着すると、赤外写真という分類になる。

さて、無改造のカメラと、IRカメラと、
どう変わるのか、IRカットフィルタの効果とは?
これを改めて検証した。


Norm_F56_800_ISO400_NoFilter.jpg
①無改造×通常撮影(F5.6,1/800s,ISO400)

Norm_F56_1s_ISO400_R72Filter.jpg
②無改造×R72(F5.6,1s,ISO400)

IR_F56_1s_ISO400_R72Filter.jpg
③改造×R72(F5.6,1s,ISO400)

IR_F56_50_ISO400_R72Filter.jpg
④改造×R72(F5.6,1/50s,ISO400)

②はもともと着いているIRCFと、赤外透過のR72とが
着いているので、透過できる光がほとんどない。
赤色に近い赤外領域のわずかな光だけが透過するので、
超ナローバンドといえようが、
赤外の透過領域も狭いので、赤外写真としてはいまいち。

IRCFを除去した改造カメラにR72を着け、
②と同じ時間だけ露光すると、③になる。
赤外がカットされないので、赤外線だけで飽和してしまった。

露光時間を微調整して、④を撮影した。
空と雲のコントラストが強くなって印象的な写真になる。
また、特徴的なのは、植物が白くなること。
植物は赤外を反射しやすいので、輝度が高くなるのだ。

やはり、赤外写真をやるなら、改造カメラが良い、
ということになろう。

なお、赤外線は可視光線よりも空気中を透過しやすいので、
遠方の山並がはっきり写る。雲の陰もはっきり写っている。

Trim.jpg


赤外写真を撮るときは、改造カメラで
やろうと思います。

 
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  1. 2011/07/15(金) 11:41:28|
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